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爛漫亭も10年目 [雑感]


 今月でブログを始めて、まる9年になりました。そもそも 2014年7月に小学校の同窓会があり、かっての同級生が自分のブログに小学生のわたしが写った写真を upしたので、了承してほしいとのことでした。見るとタブレットに見覚えのある写真が出ていました。



 帰宅後、仕事に余裕が出来た時期だったので、ふと、わたしもブログをやってみようかとこころが動き「爛漫亭日誌」を始めました。とりあえず読んだ本などの感想を記録しておこうと思いました。



 爛漫亭というのは、自宅のあたりに桜の木が多いので、「らんまん」としました。第1回は 2014年8月9日で、「イェルサンのこと」と題し、P.ドゥヴィル『ペスト&コレラ』辻由美訳(みすず書房)を取り上げました。ペスト菌の発見者であるA.イェルサンの評伝でした。読み直してみると、初回ということで緊張したのか、とても硬い文章になっていました。



 以来、週1回位のペースで upしてきましたが、年とともに視力が落ち、読書のペースが遅くなり、わたしが読むものとは別に、家内が文庫本などを朗読してくれるようになりました。幸い家内は読書好きで、1日30分ほどの朗読は苦痛ではないようです。おかげで、島崎藤村『夜明け前』、司馬遼太郎『坂の上の雲』、瀬戸内寂聴訳『源氏物語』、河口慧海『チベット旅行記』、谷崎潤一郎『細雪』などを飽きることなく聴き通すことができ、ブログの題材となりました



 いつの間にか9年も過ぎたのかと驚きますが、この間、義母や同僚、隣人、かっての同級生、兄たちが他界し、孫が二人増えました。わたしも2020年に仕事を辞め、転居し、ちょうど新型コロナ騒動と重なって、病気と付き合う歳月になりました。身辺の出来事はいろんな感慨をもたらしました。



 自由で気ままな生活に、句読点を打つように、週1回ブログを書くのが習慣になったようです。折にふれてよみがえる記憶も含め、「聴いたこと見たこと読んだことしたこと感じたことの記録」を、つれづれにまかせ、綴っておこうと思っています。


#「イェルサンのこと」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2014-08-09

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