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舌の痛み あれこれ [雑感]


 5月5日頃から、舌が荒れ、舌尖と右舌縁にアフタができ、味のついた食物はシミて痛く、食べられず、喋っても痛むようになりました。3日ほど様子をみましたが、改善しないので薬局で口腔用ステロイド軟膏を買い、数回塗布するとアフタは消え、痛みもなくなりました。ヤレヤレです。



 ちょうどその少し前、家内が「ポテト・サラダがピリピリする、おかしくないか?」と、わたしに味見してくれと言ったことがありました。その時はわたしは「普通の味だよ」と応えたのですが、数日後、味を付けずに煮たジャガイモを食べようとしたのですが、舌にシミて食べられませんでした。そして、その時には家内のピリピリは治っていました。



 家内は何かのアレルギーだと思うとのことでした。家内は以前から、ナスビやトマトがダメなのだそうです。



 しかし、今まで何とも無かったわたしがトマトを食べて、舌にアフタができるかな?と、不思議に思います。わたしの舌は右前部分が痛み、左右差がありました。帯状疱疹のように神経分布に関係しているようにも思えましたが、アフタに触れなければ痛まないので、神経の痛みではないようでした。



 新型コロナウイルス感染で味覚異常が報道されていますが、わたしも家内も発熱も咽頭痛も咳もありませんでした。家内とわたしの舌の症状が同じ原因によるとすれば、それは食物などの経口物なのか? または、ウイルスなどの感染なのか? それでも、舌炎が伝染することなどあるでしょうか?



 また、わたしがジャガイモが痛くて食べられなかったとき、焼き芋(サツマイモ)は全く刺激がなく食べられました。不思議です。ジャガイモは芽や緑の部分には毒素があることが知られていますが、舌のピリピリと関係あるのでしょうか? 今は二人とも治っていますので、どうでもいいように思いますが、、原因には少し興味が残ります



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トリは鳴き ヒトはウタう [読書]


 30年ほど前に読んだ『ゾウの時間 ネズミの時間』(中公新書)が大変面白かったので、著者・本川達雄の新刊『ウマは走る ヒトはコケる』(中公新書)が出ていたので読んでみました。著者はわたしと同い年の生物学者で、「歌う生物学者」としても知られています。



 前著と同じような調子の本だろうと、気軽に読み始めたのですが、これはまるで運動解剖・生理学の教科書のようで、動物の歩く、走る、泳ぐ、飛ぶという行動のメカニズムを詳述しており、読み進みながら段々と講義を受けている気分になり、時々、眠気に襲われました。



 とは言っても、興味深い話が色々ありました。たとえば、インドからツルがヒマラヤを越えてモンゴルへ繁殖にいくことは知っていましたが、人間が酸素ボンベを付けて登っている遥か上空(酸素濃度が1/3で、気温-60度)を、なぜツルは飛べるのか? そういえばツルは高山病にもならず、凍傷にもなりません。



 トリの呼吸器は哺乳動物のに比べ格段に性能が良いそうです。ヒトでは4.5 ℓ の肺容量に対し、1回の呼吸で1/10しか換気できない.。それはヒトでは袋状の肺胞へ空気を出し入れしてガス交換しているからで、トリではガス交換器が管状になっており、気嚢という装置によって空気は吸った時も吐いた時も常に一定方向に流れる効率の良い仕組みになっているそうです。



 トリは体温が40°Cもあり、全身がダウンで覆われています。また露出している脚には対交流熱交換装置があるそうです(暖かい動脈に接して静脈が取り囲み熱をもらう)。



 身近なところでは、魚は普段は血合筋で背骨をくねらせながら泳いでいるそうです。血合筋には毛細血管、ミオグロビン、ミトコンドリアが多く、有酸素運動用で、クルージングに適しています。一方、白身は瞬発運動向きで、ヒラメやタイなどは一定の場所に留まっているのだそうです。普段気にしない事柄の生理学的な理由に気づかせてくれます。解剖学・生理学は退屈ですが、生き物が生きていく基本条件のようです。


#「「顔」のでき方」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2022-03-02


ウマは走る ヒトはコケる-歩く・飛ぶ・泳ぐ生物学 (中公新書 2790)

ウマは走る ヒトはコケる-歩く・飛ぶ・泳ぐ生物学 (中公新書 2790)

  • 作者: 本川 達雄
  • 出版社: 中央公論新社
  • 発売日: 2024/02/21
  • メディア: 新書

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連休中の思い [雑感]


 連休で愛知に住む次男一家が帰省しました。長男一家も予定していましたが、子供達の発熱で急遽取り止めになりました。次男達も時々 FaceTmeで話していますが、会うのは1年ぶりでした。



 9歳と4歳の女児は想像以上に成長し、特に4歳の児はめっきり語彙が増え、文章を話すようになり、平がなが読めるようになっていました。こども達は休みなく動き、裏山に登ったり、海辺で砂遊びをし、帰ってくればカード・ゲームに興じています。



 好きな物を食べ、飲み、くたびれると突然、電池が切れたように眠り、朝まで起きません。明日は USJへ行くとのことで午後には帰ってゆきました。豆台風が通り過ぎたようでした。



 5月1日は八十八夜です。[るんるん]夏も近づく 八十八夜 野にも山にも 若葉が茂る[るんるん] と歌われるように新緑の鮮やかな時節です。ただ今年も既に、夏日や猛暑日が記録されており、季節感は唱歌の作られた明治時代とは異なっています。千葉県に住む今回来られなかった児は5月に運動会があると言っていました。風薫る5月に熱中症の心配とは近年は常識を変える必要があります。子供達が大人になる頃にはどんな気候になっているのか、わたしには予測がつきません。



#「子供という種族」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2022-06-25

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