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いとこというおかしみ [雑感]

 先日、母方の「いとこ会」があって出かけてきました。母方の祖父(明治23年生)には 6人の子供がいて、成人した孫が 19人あり、うち 16名が存命で、今回は 14人が出席しました。80歳から 52歳にわたり、男女各 7名ずつでした。


 子供の頃には、いつも一緒に遊んでいた人がほとんどですが、仕事についたり、結婚したりして、遠くで暮らすようになったり、多忙にまぎれて会う機会が減り、何十年ぶりという人もありました。


 各人が近況を報告し合いましたが、次の世代はさらに各地に散らばっていて、3人が海外で暮らして居るようです。孫の代まで聞いていると、もう誰の話だったのかも思い出せないくらいです。あの、「隣村で風邪が流行っていると聞くと、もう寝ていた」用心深い祖父から、これだけの人たちに増えたのかと感慨深いものがありました。


 いとこ達はそれぞれ年を重ね、それぞれの親の風貌を思い出させる容貌になっています。あの祖父から同じだけの遺伝子を引き継いでいる人間たちが一堂に会して居るのかと思うと、何かおかしみもありました。



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