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冬至も過ぎて [雑感]

  毎年、冬至が過ぎると「これからは日が永くなる」と、何かうれしくなるのですが、今年はいつまでも暖かい日が多いので、歳末の気分にはなりません。ナンキンといえば最近はハロウィンですが、日本では冬至に食べる習慣があるようです。


 先日、柚子湯と称して、風呂に柚子を浮かべてみましたが、皮膚が弱くなったのか、ピリピリして我慢できません。皮脂欠乏症なのでしょう。以前、有馬温泉に入ったときのようでした。龍神温泉のような重曹泉がまったりと皮膚にやさしいようです。


 備中高梁には「ゆべし(柚餅子)」という柚子の香りのする菓子があります。こどものころ、親戚のひとがよく土産に持って来てくれました。親たちの時代は親戚との付き合いも親密だったような気がします。わたしも折にふれて気軽に泊めてもらっていました。北海道のおばさんなどは、やって来ると一ヶ月ほど逗留していました。


 昭和までは濃密な付き合いが柚子湯のように身体を温めていたのかもしれません。ひととの接触が淡白になり、かかわりの少ない水臭い関係をよしとする社会にしてきたのは、わたしたち自身だったに違いありません。それは何かの後遺症だったのでしょうか?




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