テレビを見ていると坂東玉三郎が「枯葉」を歌っていました。歌舞伎のときのような声ではなく地声で、舞台人らしい丁寧なうたいっぷりでした。 CD も出ているそうです。


 「枯葉」はイヴ・モンタンが歌い始めでしょうが、いろんな人が歌い、演奏しているのに出会います。 何年かまえボブ・ディランが採りあげていたのには驚きました。声に陰影があって聴きごたえがありました。


 サラ・ヴォーンは特異な唄いぶりです。マイルス・デイヴィスの音は極めつきです。しかしドリス・デイやスタン・ゲッツのも心地よい音楽です。


 シャンソンの歌詞はジャック・プレヴェールのものですが、何ヶ月かまえ、岩波文庫で『プレヴェール詩集』(小笠原豊樹訳)が出ました。フランス語は分からないので、しかたなく訳詩を読みますが、どんな詩なんだろう・・・とペラペラと拾い読みする程度です。「枯葉」も最後のページに載っています。小笠原豊樹は岩田宏というペンネームの詩人でもありました。


#「Shadows in the night」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2015-03-15