パリでいろいろな問題が起こっています。いろんなことがおきるのが国際都市のゆえんなのでしょう。1976年に始めてパリに行ったとき、コンコルド広場に立って、ここがギロチンの場所かと、歴史を身近に感じました。

 1988年に2回目に出かけたときは、パリ東駅からドイツ・マンハイム方面行きの列車に乗りました。第二次世界大戦では兵士たちが輸送された路線です。車内でモロッコ人の青年と隣り合わせました。

 1999年にでかけたときは、モンマルトルから南へ向かって歩いていると、ダビデの星の目立つ通りにまぎれこみました。 歩き疲れて、ノートルダム寺院前の広場にすわっていると、いろいろな様子の変わった人たちが通り過ぎてゆきます。老若男女どことなく、それぞれに異様です。これが都市というものなんだと思いました。

 世界はいつもどこかで不安定です。また出かけるときがくるのか・・・自分にも分かりません。街を歩きまわる不安定な気分がわいてくるか・・・。

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