治療が第2クールを終わりました。なんとも言えない味覚の違和感、飲み込みにくい、数時間も続くシャックリ、倦怠感。何を食べたらよいのか・・・とりあえず食べられるものをさがします。5日ほどして楽になるのを、ひたすら眠り、時間が過ぎるのを待ちます。


 今、食べやすいのはコーンフレークです。昨日まで食べられていたバナナが今日は青臭さが胸について飲み込めません。多くの患者さんが経験していることを、ただ経験しているだけだと自分に言い聞かせます。


 ひたすら寝ているあいだに、新型コロナウイルスの感染が身近で起こっています。対応に当たっておられる人たちの労苦はいかばかりかと、お察しいたします。いまの免疫力の低下したわたしの体では感染は危険です。ただただ蟄居しています。


 あと予定では 4回、治療が続きます。先のことは考えません。足元だけを見て、何が喉を通るか、餓鬼のような気分でやり過ごすほかありません。


 昨日は北部では大雪だったようです。思いついて CDを取り出し、シベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴きました。ヒラリー・ハーンのヴァイオリン、エサ=ペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送響の演奏です。なんとも見事な演奏で胸のつかえが取れるような気がしました。音楽は時間を過ごす一助になります。


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