ふと思いついて、先日、唐招提寺にでかけて来ました。初めて西ノ京へ行ったのは丁度50年前で、高校三年生になった春休みでした。帰宅して昔のアルバムをみると、おなじアングルで写真を撮っているのには驚きました。五十年経っても変わらないものです。


 家内は帰宅後、井上靖の『天平の甍』を読みなおしていました。以前、なんの機会だったのか鑑真和上像を拝観させてもらった記憶があります。鑑真の来日は753年です。

 若葉して御目の雫ぬぐはばや (芭蕉)

 天平のむかしから国づくりには、お雇い外国人をたのみ、先進国に留学生を送り込むモデルだったようです。 奈良の都には瓦葺きの大寺と桧皮ぶきの大社とが点在しています。ひらがなが成立したのは鑑真から百年ほどしてからです。

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