ノーベル賞週間 [雑感]
ノーベル賞といえば日本では、物理学賞という時代が長く続きました。二年続けて医学生理学賞の受賞者がでるとは驚きました。
1774年 杉田玄白らが『解体新書』を刊行。
1804年 華岡青洲が麻酔して手術。
1823年 シーボルト来日。
1882年 森鷗外ドイツ留学。
1900年 野口英世渡米。
1987年 利根川進 医学生理学賞受賞。
森鷗外や北里柴三郎らがドイツで学んで帰って百年たって、やっと利根川さんが認められたという感じです。蘭学揺籃期からでは二百年以上が経っています。
若いころ、野口英世の伝記小説『遠き落日』(渡辺淳一)を読んで、感銘をうけました。野口英世の破天荒で、いびつで、非常識で、一途で、しかもひとをひきつける魅力をもった行動が詳細に記されています。
北里柴三郎も野口英世もノーベル賞の候補にはなったそうですが、受賞はできませんでした。 iPS やイベルメクチンやオートファジーなど、日本発の学問が今後もひとびとに貢献できればいいですね。
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