今朝の新聞には、与謝蕪村のゆくえの分からなくなっていた句集がみつかったという記事が出ていました。それを見てアレッと思ったのは蕪村の1716年という生年でした。

 なんとなく蕪村といえば、正岡子規や萩原朔太郎に賞揚されたように、近代的な印象がありますが、1756年生まれのモーツァルトより40年も前のひとだったんだ・・と少し驚きました。

 愁ひつつ岡にのぼれば花いばら  (蕪村)

 それにしてもユーラシアをはさんで、蕪村とモーツァルトが同じ時代を生きていたと思うと愉快です。

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