SSブログ

身につまされる演奏 [音楽]

 音楽はビミョウなもので、演奏者によって「いいなぁ〜」と思えるときと、からだになじまない場合とがあります。


 ひと月ほどまえ、CD屋さんに、W.バックハウスのピアノ演奏、K.ベーム指揮、ウィーン・フィルでブラームス「ピアノ協奏曲 第2番」というのが並んでいました。 たしか名盤として案内書などに取りあげられていた記憶がありました。


 しかしどうも、バックハウスの演奏というのは、いままでしっくりと聴きほれた憶えがありません。そのまま CDは買わずに帰って、自宅にある、いいと思う E.ギレリスのピアノ、 E.ヨッフム指揮、ベルリン・フィルの演奏を取り出してみました。やっぱり生気があって、つやがあって、よい曲だなと感じ入ります。


 この演奏よりもっと良い演奏とはどんなんだろうと、興味がわいてきます。バックハウスはスタインウェイではなく、ベーゼンドルファーのピアノを弾くので、ウィーン・フィルの弦楽器の音によく合うのだと書かれています。


 次に CD屋に出かけたとき、つい誘惑にまけて、先の CDを買ってしまいました。 どんなかな・・・と耳をかたむけてみました。 やはり、どこか遠いところで鳴ってるような、なんとなく体にそぐわない感じがぬぐえません。 録音のせいなのか、再生装置のせいなのか・・・なんとも不可解な気持ちになります。 身につまされる演奏として聴こえてこない・・・また、なにかのきっかけで、感じが変わることがあるのでしょうか・・・。


#「パルテイータの楽しみ」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2019-01-29


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感