夏は来ぬ [雑感]
卯の花の匂う垣根に
時鳥早も来鳴きて・・・
という唱歌があります。卯の花ってどんな花だったかな~と思っても、記憶にありません。ネットで検索すればすぐに画像が現れますが、こんな花みたことあるかなと首をひねります。ウツギ(空木)のことといわれても分かりません。「卯の花腐(くだ)し」という言葉があって、卯の花が咲くころの長雨のこととはなんとなく解ります。ここ数日降っている雨のような。
ホトトギスが「テッペンカケタカ」とか「特許許可局」と鳴くことは知っていても、実際に鳴いているのを聴いた憶えがありません。聞いていても分かってないだけかも知れません。
ほととぎす平安城を筋かひに (蕪村)
紙の上だけで、実地の知識に乏しいのは残念なことです。いまさら嘆いてもせんないことですが。
ちなみに、卯年といえば中国や日本ではウサギ年ですが、ベトナム、タイやチベットではネコ年だそうです。
先日から森まゆみ『子規の音』(新潮社)を読み始めています。しばらく楽しめそうです。