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祖母のはなし [雑感]

 『福翁自伝』を読み終えて、ふと思い出したのですが、わたしの母方の祖母は若いころ、福沢諭吉に関係した家に行儀見習いか奉公かに行っていたという話しを聞いた憶えがあります。たしか「シダチさん」という家だったはずです。話しのなかに「福沢桃・・?」という人の名前もでてきました。祖母は明治24年生まれです。

 調べてみると諭吉の四女・滝(明治9年生)は志立鉄次郎という人と結婚しています。また次女・房の婿養子が福沢桃介という名前です。わたしの父親は何の折だったか、桃介だったかという人が、祖母を訪ねて来たことがあると言っていました。

 どんな事情だったのか、こどもの頃に聞いた、おぼろげな話しなので詳しくは分かりませんし、記憶ちがいもあるかも知れません。今度、叔父に会った時に、どんなことだったのか聞いてみようと思います。

 祖母は私の父親が出張で留守のとき、わが家に泊まりに来てくれました。母親といろんな世間話をしていましたが、とぎれとぎれに話しが耳に残っています。アメリカからケネディ大統領が暗殺されたテレビ画像が送られてきた朝も、大変だ〜とわたしを起こしにきました。

 わたしが自動車免許をとったとき、祖母は「耳鼻科へ乗せて行ってくれ」と、わたしの運転の初乗客になりました。その時、まっすぐは走れるが、右折や止めることができず、大冷汗をかきました。

 このブログを書くのに、記録をみていてびっくりしました。今日は祖母の命日でした。こんなことを思い出したのも何かの縁なんでしょうか。



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