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わが身ひとつ [読書]

 今日は少し大きめの月が出ています。四月と比べると1.3 倍の面積だそうです。昭和23年以来 68年ぶりの大きさだそうです。わたしが生まれた年と一緒か・・と見上げます。

 こどものころは、満月の夜は影ふみができるほど明るかった記憶があります。あぜ道を歩くのにも懐中電灯は不要でした。そのかわり「月夜ばっかりじゃないぞ」という脅しことばのように、闇夜では道も歩けません。使いに行かされて、帰り道、走ってかえっていて、道に寝ていた(?)ひとに蹴つまずいたことがありました。いまでもその驚愕とつま先の感覚が残っています。暗いところは怖いところでした。

 平野芳英『古代出雲を歩く』という岩波新書が出ていたので読んでみました。歴史のほの暗い路地を案内されるような本でした。磐座がいろんな場所にみられたり、弥生時代の銅剣が 358本、整然と並べて埋められていた荒神谷や加茂・岩倉遺跡など、そのうちに出かけてみようかと気持ちが動かされます。

 月見れば千々に物こそかなしけれ・・・という百人一首が思い出されます。




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