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食い足らない読書 [雑感]

 今年もインフルエンザ・ワクチン接種の季節になりました。わたしもここ二十年ほど毎年打ってもらっています。地震は地域的な災害ですが、新型インフルエンザが発生すれば、地球規模の災厄となる可能性があります。抗インフルエンザ薬も開発されていますが、誰でも何処でも自由に服用できる体制となるか、どうか、国家を越えたグローバルな製薬企業との軋轢があるかもしれません。

 今年はシェイクスピアとセルバンテスの没後四百年になります。1616年は日本では大坂夏の陣の翌年ということになります。シェイクスピアの喜劇と悲劇は二十歳ごろに読んだのですが、史劇はなじみにくく、残したままになっています。日本でも戦国時代だったと思えば、史劇も読み応えがあるかもしれません。昨日の毎日新聞の「今週の本棚」でもシェイクスピアを特集しており、触手がすこし動きました。

 『ドン・キホーテ』には後篇があって、いずれ読もうと、買っておいたのですが、もう三十年も放ったままです。残念なことです。わたしの読んだのは、たしか堀口大學訳だったとおもいますが、どんな経緯で訳したのか分かりません。サンチョ・パンサとのかけあいは愉快です。

 いつでも読めると思っていたのが、いつのまにか年を取ると身体的にそうもいかなくなります。糖尿病で好きなものを、こころゆくまで食べられない気持ちも似たようなものなんでしょうか。



 

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