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花火の日 [読書]

 きょうは隣町の花火大会です。しばらくすると遠い花火が夜空にみえ、十秒ほど遅れて破裂音が届きます。

 花火をみるたびに、十代のころの教科書に載っていた芥川龍之介の『舞踏会』という小説を想い出します。生の一瞬の輝きを花火にたとえた場面は印象的です。ひとは一瞬の輝きのおもいでを飼いならしながら生きていくのでしょう。

 昨年の夏、海辺の村の花火大会を一緒に眺めた義母の初盆で、今週末には帰省の予定です。義母はどんな想い出を大切にして生きていたのか・・・知るすべもありません。



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