ことばの意味 [読書]
数日前、母親の妹が九十五歳で亡くなりました。九十歳のとき、わたしのところへ遊びに来ましたので、家内に観光案内をしてもらいました。帰り際、わたしに「どなたか知りませんが、親切にして頂いてありがとう」と言っていました。
先月末には、なんといえばよいのか、いろんな分野で活躍した杉本秀太郎が他界しました。わたしにとって印象深いのは彼の『伊東静雄』(筑摩書房)という著書です。伊東静雄の詩集『わがひとに与ふる哀歌』についての評釈です。明晰な解釈に圧倒されました。
詩の一篇が生活に深く突き刺さる言葉となりえる状況はいつも変わらないのでしょうか ?
そういえば The thrill is gone と唄っていた B.B.キングも逝ってしまいました。