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カール・ベームの音楽 [音楽]

 いまになって、カール・ベームの指揮した音楽もいいなと思うようになって、時どきCDを取り出します。先週末はウイーン・フィルでベートーヴェン交響曲7番(1972年録音)を聴きました。厚みがあって、適度に引き締まっていて、歌もあって、楽しめました。「田園」もいいし、ブルックナー4番なども耳にここちよいです。

 K. ベームをなんとなく敬遠していたのは、二十代のころ、叔父の家でブルーノ・ワルター指揮のモーツァルトを聴いて感激し、なけなしの小遣いをもってレコード屋に行ったのですが、同じものがなく、K. ベーム指揮のものを買いましたが、まったく耳になじまず、落胆した記憶が強く残っていたからです。

 いいなと思うかどうかには、その時どきのめぐりあわせとか、ふとした瞬間に、隠し絵のように、見えなかったものが見えるようになったりとか、さまざまな要因がありそうです。四十年も疎遠であっても、ふとしたはずみに親しくなることがあるのは人間関係も同じなんでしょうか。

#「綺羅 星のごとく」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2020-04-20

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