上弦の月 [雑感]
昨夜は、花火大会があって、上弦の月の澄んだ秋空に、打ち上げ花火が見られました。ベランダから眺めていると、花火との位置関係で、月が案外、速くうごくのに気づきます。
上弦の月だったっけ
ひさしぶりだな 月見るなんて
岡本おさみの作詞で 1972年に流行った唄ですが、最近はゆっくりと月の運行に見入ったことがなかったと思い当たります。弦月と花火を交互に見ながら、いつのまにか夜気が涼しくなっているのに気づきます。
月を見上げたので思い出すのは、1969年7月20日に、アポロ 11号のアームストロング船長が月面に降り立った頃に、わたしはお城の堀沿いの道を歩きながら、「あそこにヒトが立ったのか」と昼の月を眺めた記憶です。そういえば、ちょうど 50年前のことで、あの日も上弦の月だったような・・・。
月見する坐にうつくしき顔もなし (芭蕉)
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