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高瀬舟の町 [徘徊/旅行]

 先週末は用事で、岡山県の真庭市にでかけてきました。落合というところですが、旭川に備中川がおちあう場所です。わたしの父祖の地ですが、訪れるのは四回目位です。こどものころは親に連れられて、姫路から姫新線の汽車に乗って行きましたが、現在では姫新線は一本にはつながっていません。

 岡山まで新幹線で行って、津山線で津山にゆき、姫新線に乗り換えてと考えましたが、とても時間がかかります。大阪から津山まで、高速バスという方法もありますが、そこから先がつながりません。

 落合という地名のとおり、明治時代までは旭川の水運の利便性でもっていた町だったのでしょう、落合羊羹「高瀬舟」がお土産になっています。いまは中国道が町を横切っています。やっぱり車で行くしかないかと、家内と通過する高速道路の手順を調べ、シュミレーションどおりに行ってきました。なだらかな中国山地は黄葉の盛りでした。

 たしか、小説家の内田百閒は岡山の旭川のほとりで育ったと何かで読んだ覚えがあります。わたしの父親は明治43年生まれですが、その頃はまだ、高瀬舟が岡山とのあいだをつないでいたのでしょうか。羊羹を食べながら、父親の生涯を想像します。


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