台風の夜に [雑感]
今夜は台風が四国に上陸するようです。窓の外では雨風のおとが絶えまなくしています。
家内の実家は何回か浸水の被害を受けており、いつぞやらは、「だいじょうぶですか?」の問いに「電話どころではない、タタミを揚げている最中や!」ということもありました。
浸水や土砂崩れは毎年のようにあり、何年かごとに地震があり、噴火があり、まれながら津波もやってくる・・・こんな風土的条件のなかで暮らし続けてきたことが、考えかたになんらかの作用をおよぼしているのはまちがいないでしょう。
台風は電気を消して、通り過ぎるのを待っていれば、なんとかやり過ごせますが、原発で出る放射性物質の半減期は、あまりにも長く、はたしてやり過ごせるのか、経験がなく思慮の外です。考えられないことは考えないという状態に陥ります。
2520億円の競技場は高すぎる、と即断できない感覚は異様です。常識の通用しない社会に住んでいるようです。いろいろ、なんかおかしい・・・と台風の夜に思うのです。
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