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ふと口ずさむ唄 [音楽]

 映画「鉄道員 ぽっぽや」(降旗康男監督)で高倉健が「テネシー・ワルツ」を口ずさむ場面は意外で、印象的でした。

 「テネシー・ワルツ」はパティ・ペイジの歌で知られていますが、日本では江利チエミがよく唄っていました。彼女のデビュー曲だそうです。

 作詞家・阿久悠は『愛すべき名歌たち』(岩波新書)のなかで、昭和30年の春、東京での大学生活へと出立した時のことを <・・・北西の風が吹き、明石海峡に三角波が立っていた。ぼくは、ペンキ臭い船室で、これまでのこと、これからのことをあれこれ考えて、いくらか呆然としていたが、その時、思いがけなく「テネシー・ワルツ」をくちずさんだ。> と書いています。

 ある年代のひとたちにとって、ふと、くちずさむ歌というのがあるのでしょうね。

#「映画音楽のこと」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2018-05-21

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